春の飯豊集中
- 2015/06/16
- 05:46
2015年6月13日、14日
石転雪渓チーム
ZAKI(L),ABC会長、Sぺーさん、MASU、TAKESI、YASU(記)
ONODA(日帰)
足の松チーム(14日日帰り)
MINAMI(L)、NISI、SIMO、SUGI、MIHO、SUGA、MOTOMU
毎年の恒例6月の飯豊集中。
今年は例年になく雪解けが早い。
石転雪渓の雪渓までの登山道が崩れているという情報は聞いていた。
よって一週間前のに門内沢の出合まで調査に入った。
6月7日(石転び出合までの調査)
YASU、ZAKI、AKI、NORI、MINAMI
の愉快な5人。

晴天の中、小国山岳会の竹爺のパーティーとも着かず離れずのよい距離感で楽しく歩いた。
ポイントは下つぶての上の登山道がごっそりと崩落している。
小国山岳会のお力でロープを張っている。
雨が振ったりしてさらに崩れたら面倒にはなるが、当日(13日)のメンバーの力量を見たら問題はないだろう。
次のポイントは梶川の出合い。
川沿いのスノーブリッジはいつ崩れてもおかしくない程に危険だ。
僕らは高巻道を使い、梶川上部の雪渓を使い対岸に渡り薮を使ってルートである雪渓に出た。
この雪渓だっていつまで持つかは分らない。
そんな感じで雪渓へ下りる地点は例年よりだいぶ上部だ。
しかし、雪渓に乗ってしまえば、石転び、門内ともに、例年より崩落が少なく綺麗だ。

6月12日
前夜泊
ZAKI,ABC,YASU
20時のABC宅出発21:30飯豊山荘の駐車場。
テントでは今年の石転びの状況、月曜日にあった滑落事故などを話し
明日は安全第一で慎重に行動する事を話しあった。
そして。無論。飲んだ。
6月13日
石転びメンバーが集まってきた。
総勢7人。みな足は揃っている。安全第一でゆっくり行こう。
駐車場では小国のシミケンさんと会った。女性1名と、管理人で入るクサカリさんと石転びを登るらしい。楽しくなりそうだ。
6時出発。

薄曇り。温見平からは稜線には雲がかかっている。
下つぶての崩落した道は、人が歩いているからか先週よりは歩きやすい。
問題の梶川の出合だ。
もちろん高巻道を登る。
なんと先週渡った梶川の雪渓は穴だらけ。
上部に大きく回りこめば。。。と偵察に行くも、どこも心もとない。
落ちたら終わりだ。
それなら、川を渡るしかない。転んだらずぶ濡れだが雪渓を踏みぬくよりはいい。
ちょうど、飛び石状に上手く渡れそうだ。
ザックの重さに振られないように慎重に渡った。

雪渓に出る。
雪渓は綺麗だ。

門内との出会いで少し休憩し。さあ、行こう!

一歩一歩の連続が頂への前進となる。
ゆっくりと一歩一歩足を前に出す。
それより他に前進の方法はない。
疲れたらもちろん休む。
しかし石転び雪渓だから休む場所も慎重にしなければならないし。常に音もなき落石に注意を払わなくてはならない。
途中、日帰りのONODAが下山する。
ここまでONODAが担いできた一升瓶はそのままZAKIのザックへ。頼もしい。
中之島のを過ぎ、草付きを過ぎると最後の急登だ。

先行が数人いるからトレースはある。
トレースに逃げたい気持ちをぐっと堪えて「トレースを使っては負けだ」と自分に言い聞かせて一歩一歩自分の道を進む。
13:00を少し回ったくらいに梅皮花小屋に到着。
時間はたっぷりある。明日は足の松からminami達が登ってくる。門内小屋まで進むか。どうする?
まあ、しんがりのABC会長がどういうか待っていよう。
ABC会長少し遅れたが元気よく到着。
「当然。今夜は梅皮花小屋でしょう。」と鶴の一声で「さあ、飲もう!」と14時前から宴会開始。
昼の14時から絶好調のみなさん。特に。。。ね~っ。。。
シミケンさん、クサカリさん、みっちゃんも登ってきて。
一升瓶担いだし。みんなビール6本づつ担いでるし。。。山の幸は豊富だし。。。ね~~。
って、ここは中学生の部室か?的な宴会は続くのでした。。。
6月14日
7時30分出発。

いきなりの北股岳への急登。
北股周辺はお花畑。
↓お花なめの石転び

ほどなく門内小屋。
↓お花なめの二つ峰

ここで足の松尾根組と無線交信。順調そうだ。
お花畑と飯豊の景色を眺めながらのんびりと進む。

地神北。丸森尾根の下山はここからだ。
しかし、僕らは足の松尾根チームと合流して頼母木小屋辺りで稜線ランチを楽しみ、また、ここまで登り返す予定。
今日もしんがりABC会長。到着するなり。
「頼母木まで行かんでもいいろ~。」「どうせみんなここまで来るんろ~。」「そこまで行く意味ないし。」
と、プシュー。えーーーーっ。
足の松尾根チームと無線をすると、エブリサシをピストンする人はいない。
全員で頼母木小屋までは来るという。そりゃそうだ。もとよりその予定だ。
「んじゃ阿部さん待っててね。戻ってくるのは2,3時間かかるけど(笑)」
と、ABC会長を地神北に残して頼母木小屋に下りる。
途中、小国山岳会の岳さんのツアーで岳さんと竹爺とスライド。
飯豊族の輪。和。
頼母木山まではハクサンイチゲやチングルマ。そのほか黄色や青やお花は綺麗。

頼母木小屋に付くとそうめんやらアスパラベーコンやら、なんやらかんやらとランチが始まる。
ほどなく足の松尾根チーム7人も到着し楽しいランチ。
頼母木小屋は水も出ていて宴会にはもってこいだ。
「えーー。全員付きましたか?えーー。なるべく早く戻ってきてください。」というABC会長の無線に大爆笑をしながら小一時間ランチ。
12:00仕方ない。戻るか~。
足の松へはNISI、SIMO、SUGIが下る。残りは全員、丸森尾根へ。
待ちくたびれて首長族の酋長のようになっていたABC会長と合流。
さあ、下りよう。
石転チームのピッケルを新人に貸す。
丸森の下り口はだだっ広い雪渓が長く残って迷いやすい。
今回は天気もいいし。竹爺たちの先行トレースもあったので、スリップだけ気をつけて下りる。

途中、良い斜面で、ピッケル操作滑落停止の訓練をする。
後は、急な丸森尾根をただ下りるだけだ。
丸森尾根の下りはABC会長が最初から最後まで先頭でリードする。さすがだ。
みんな足元はしっかりしていて、急なアスレチック的な下山も危なげはない。
16時過ぎに駐車場到着。
帰り支度をしていると、シミケンさん、みっちゃん、岳さんが温泉から上がってきて再開。
こうして飯豊族の輪が広がれば実に嬉しい。実に楽しい。
梅皮花温泉に入りそれぞれ帰宅した。
楽しい2日間でした。
石転雪渓チーム
ZAKI(L),ABC会長、Sぺーさん、MASU、TAKESI、YASU(記)
ONODA(日帰)
足の松チーム(14日日帰り)
MINAMI(L)、NISI、SIMO、SUGI、MIHO、SUGA、MOTOMU
毎年の恒例6月の飯豊集中。
今年は例年になく雪解けが早い。
石転雪渓の雪渓までの登山道が崩れているという情報は聞いていた。
よって一週間前のに門内沢の出合まで調査に入った。
6月7日(石転び出合までの調査)
YASU、ZAKI、AKI、NORI、MINAMI
の愉快な5人。

晴天の中、小国山岳会の竹爺のパーティーとも着かず離れずのよい距離感で楽しく歩いた。
ポイントは下つぶての上の登山道がごっそりと崩落している。
小国山岳会のお力でロープを張っている。
雨が振ったりしてさらに崩れたら面倒にはなるが、当日(13日)のメンバーの力量を見たら問題はないだろう。
次のポイントは梶川の出合い。
川沿いのスノーブリッジはいつ崩れてもおかしくない程に危険だ。
僕らは高巻道を使い、梶川上部の雪渓を使い対岸に渡り薮を使ってルートである雪渓に出た。
この雪渓だっていつまで持つかは分らない。
そんな感じで雪渓へ下りる地点は例年よりだいぶ上部だ。
しかし、雪渓に乗ってしまえば、石転び、門内ともに、例年より崩落が少なく綺麗だ。

6月12日
前夜泊
ZAKI,ABC,YASU
20時のABC宅出発21:30飯豊山荘の駐車場。
テントでは今年の石転びの状況、月曜日にあった滑落事故などを話し
明日は安全第一で慎重に行動する事を話しあった。
そして。無論。飲んだ。
6月13日
石転びメンバーが集まってきた。
総勢7人。みな足は揃っている。安全第一でゆっくり行こう。
駐車場では小国のシミケンさんと会った。女性1名と、管理人で入るクサカリさんと石転びを登るらしい。楽しくなりそうだ。
6時出発。

薄曇り。温見平からは稜線には雲がかかっている。
下つぶての崩落した道は、人が歩いているからか先週よりは歩きやすい。
問題の梶川の出合だ。
もちろん高巻道を登る。
なんと先週渡った梶川の雪渓は穴だらけ。
上部に大きく回りこめば。。。と偵察に行くも、どこも心もとない。
落ちたら終わりだ。
それなら、川を渡るしかない。転んだらずぶ濡れだが雪渓を踏みぬくよりはいい。
ちょうど、飛び石状に上手く渡れそうだ。
ザックの重さに振られないように慎重に渡った。

雪渓に出る。
雪渓は綺麗だ。

門内との出会いで少し休憩し。さあ、行こう!

一歩一歩の連続が頂への前進となる。
ゆっくりと一歩一歩足を前に出す。
それより他に前進の方法はない。
疲れたらもちろん休む。
しかし石転び雪渓だから休む場所も慎重にしなければならないし。常に音もなき落石に注意を払わなくてはならない。
途中、日帰りのONODAが下山する。
ここまでONODAが担いできた一升瓶はそのままZAKIのザックへ。頼もしい。
中之島のを過ぎ、草付きを過ぎると最後の急登だ。

先行が数人いるからトレースはある。
トレースに逃げたい気持ちをぐっと堪えて「トレースを使っては負けだ」と自分に言い聞かせて一歩一歩自分の道を進む。
13:00を少し回ったくらいに梅皮花小屋に到着。
時間はたっぷりある。明日は足の松からminami達が登ってくる。門内小屋まで進むか。どうする?
まあ、しんがりのABC会長がどういうか待っていよう。
ABC会長少し遅れたが元気よく到着。
「当然。今夜は梅皮花小屋でしょう。」と鶴の一声で「さあ、飲もう!」と14時前から宴会開始。
昼の14時から絶好調のみなさん。特に。。。ね~っ。。。
シミケンさん、クサカリさん、みっちゃんも登ってきて。
一升瓶担いだし。みんなビール6本づつ担いでるし。。。山の幸は豊富だし。。。ね~~。
って、ここは中学生の部室か?的な宴会は続くのでした。。。
6月14日
7時30分出発。

いきなりの北股岳への急登。
北股周辺はお花畑。
↓お花なめの石転び

ほどなく門内小屋。
↓お花なめの二つ峰

ここで足の松尾根組と無線交信。順調そうだ。
お花畑と飯豊の景色を眺めながらのんびりと進む。

地神北。丸森尾根の下山はここからだ。
しかし、僕らは足の松尾根チームと合流して頼母木小屋辺りで稜線ランチを楽しみ、また、ここまで登り返す予定。
今日もしんがりABC会長。到着するなり。
「頼母木まで行かんでもいいろ~。」「どうせみんなここまで来るんろ~。」「そこまで行く意味ないし。」
と、プシュー。えーーーーっ。
足の松尾根チームと無線をすると、エブリサシをピストンする人はいない。
全員で頼母木小屋までは来るという。そりゃそうだ。もとよりその予定だ。
「んじゃ阿部さん待っててね。戻ってくるのは2,3時間かかるけど(笑)」
と、ABC会長を地神北に残して頼母木小屋に下りる。
途中、小国山岳会の岳さんのツアーで岳さんと竹爺とスライド。
飯豊族の輪。和。
頼母木山まではハクサンイチゲやチングルマ。そのほか黄色や青やお花は綺麗。

頼母木小屋に付くとそうめんやらアスパラベーコンやら、なんやらかんやらとランチが始まる。
ほどなく足の松尾根チーム7人も到着し楽しいランチ。
頼母木小屋は水も出ていて宴会にはもってこいだ。
「えーー。全員付きましたか?えーー。なるべく早く戻ってきてください。」というABC会長の無線に大爆笑をしながら小一時間ランチ。
12:00仕方ない。戻るか~。
足の松へはNISI、SIMO、SUGIが下る。残りは全員、丸森尾根へ。
待ちくたびれて首長族の酋長のようになっていたABC会長と合流。
さあ、下りよう。
石転チームのピッケルを新人に貸す。
丸森の下り口はだだっ広い雪渓が長く残って迷いやすい。
今回は天気もいいし。竹爺たちの先行トレースもあったので、スリップだけ気をつけて下りる。

途中、良い斜面で、ピッケル操作滑落停止の訓練をする。
後は、急な丸森尾根をただ下りるだけだ。
丸森尾根の下りはABC会長が最初から最後まで先頭でリードする。さすがだ。
みんな足元はしっかりしていて、急なアスレチック的な下山も危なげはない。
16時過ぎに駐車場到着。
帰り支度をしていると、シミケンさん、みっちゃん、岳さんが温泉から上がってきて再開。
こうして飯豊族の輪が広がれば実に嬉しい。実に楽しい。
梅皮花温泉に入りそれぞれ帰宅した。
楽しい2日間でした。
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